関西万博で見つけた、3Dプリンタが描く驚きのパビリオン・ワールド!

皆さん、おはようございます!
テクノライズ代表の富田です。

先日、大阪・関西万博に行ってきました!
もう何回行ったか覚えていないですが・・・
特に目を引いたのが、仕事にも関係する「3Dプリンタ」を駆使した展示や建築の数々です。

単なる模型作りから一歩進み、建築構造から持続可能な未来の素材、そして国際的な海洋保全まで、多岐にわたる分野でその可能性が示されていました。
今日は私が見てきた3Dプリンタで作られた展示や建築をいくつかを紹介します!

循環型ものづくりの主役!〜日本館のバイオプラスチックスツール

日本館では、まさに万博のテーマを体現するような、画期的な3Dプリンティングの取り組みが展示されていました。

日本館のスツールと「双鶴(そうかく)」システム
日本政府館に常設展示されていたのは、藻類を混ぜ込んだ再生可能多糖類植物由来プラスチックでつくられた「藻類スツール」です。
このバイオプラスチックは、耐久性が高く長持ちするロングライフプロダクトであると同時に、使われなくなった際は粉砕して
再び3Dプリンターの材料として再利用できるという、究極の資源循環モデルを示していました。

土に還る建築!〜サステナブルな巨大構造物

建築分野でも3Dプリンティングは主役級の存在感を発揮。特に、持続可能性を追求したパビリオンや休憩施設は圧巻でした。

・ギネス認定!「森になる建築」
植物由来の生分解性樹脂を3Dプリントした巨大な構造体。役目を終えると構造体は時間をかけて土に還り、植物が育って森になるという「循環型」の建築です。

・土でつくる休憩施設
地元の土や粘土などの自然素材をブレンドし、大型3Dプリンターで造形されたユニークな休憩施設。日本の伝統的な土壁からインスピレーションを得たデザインらしいです。

グローバルに広がる「いのち」と技術の融合!【海外パビリオン事例】

国内だけでなく、海外パビリオンでも3Dプリンタ技術は未来の「いのち」を守る展示に使われていました。

・サウジアラビア王国館:人工サンゴによる海洋保全
サウジアラビアは、紅海での環境保全の取り組みとして、3Dプリンターで有害物質を含まない耐久性のある素材の人工サンゴを造形し、展示していました。
3Dプリンタが海洋生態系の修復に役立つ未来を示していました。

・ルーマニアパビリオン:小児用人工心臓の最先端医療
ルーマニアパビリオンでは、革新的な小型人工心臓の試作プロセスを、3Dプリンティングのライブ実演として公開。
複雑な形状と高精度が求められる医療機器の製造に3Dプリンタが不可欠であることを示し、再生・細胞医療分野の未来を垣間見ることができました。

・チェコ館:マスコット「レネ」の増殖と遊び心
チェコ館では、マスコットキャラクター「レネ」のフィギュアを3Dプリンターで製造し、館内に隠す展示を実施。
   デジタル技術がアートやコミュニケーションにどう活用されるかを示していました。

まとめ

大阪・関西万博のパビリオンでは、3Dプリンタが「未来の資源循環、未来の住まい、持続可能な社会、そして医療をデザインするグローバルなツール」へと進化していることを肌で感じることができました。
環境負荷の低い素材や再生素材、そして医療分野での活用など、世界が抱える課題に対し、3Dプリンタ技術が解決策の一つとして提示されています。

未来の暮らしは、私たちの想像よりもずっとサステナブルで、カスタマイズ性に富んだものになりそうです。

万博終了まで残りわずか。なかなか来場予約が取れないですが、まだ行っていない方は是非! この機会に、世界最先端の「未来のカタチ」に触れてみてください!

💡 3Dプリンタの活用を検討中の方へ
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